中小企業がホームページ制作会社に依頼前に確認したい10のこと
「ホームページを新しく作りたいけれど、どの会社に頼めばいいの?」
「見積もりを取ったけれど、何が違うのか分からない」
「ホームページを作った後に、追加料金がたくさん発生しないか心配……」
中小企業や個人事業主の方から、このような悩みを聞くことがあります。
ホームページ制作は、決して安い買い物ではありません。
だからこそ、制作会社を決める前に、「何を作ってもらうのか」だけではなく、「作った後にどう運用するのか」まで確認しておくことが大切です。
今回は、ホームページ制作会社に依頼する前に確認しておきたい10のポイントをご紹介します。
1.ホームページを作る目的を明確に
最初に考えたいのが、
「なぜホームページを作るのか?」
ということです。
例えば、
- 新規顧客を増やしたい
- 問い合わせを増やしたい
- 商品を知ってもらいたい
- 採用につなげたい
- 会社の信用を高めたい
- SNSからホームページへ誘導したい
など、目的によって必要なホームページの構成は変わります。
「とりあえずホームページを作りたい」ではなく、
「ホームページを作って、最終的に何を実現したいのか」
を最初に整理しておきましょう。
2.誰に見てもらいたいのか
次に重要なのが「ターゲット」です。
例えば、飲食店なら、
「20~30代の女性」
「近隣に住んでいるファミリー」
「観光客」
など、ターゲットによってデザインや掲載する情報が変わります。
企業向けサービスなら、
「中小企業の経営者」
「店舗オーナー」
「担当者」
など、さらに具体的に考えることができます。
ホームページは、できるだけ多くの人に向けて作ればよいわけではありません。
「一番来てほしいお客様は誰なのか?」
を考えておくことが重要です。
3.見積書の「制作範囲」を確認
「ホームページ制作費○○万円」
という金額だけで判断するのは危険です。
同じ「ホームページ制作」でも、
- トップページ
- 会社概要
- サービス紹介
- お問い合わせフォーム
- ブログ
- スマートフォン対応
- SEO対策
- 写真撮影
- 文章作成
- ロゴ制作
など、含まれる内容は会社によって異なります。
見積もりを比較するときは、
「何が含まれていて、何が含まれていないのか」
を確認しましょう。
4.公開後の費用を確認
制作費だけを見て契約するのではなく、
「公開した後、毎月いくらかかるのか?」
も確認しておきましょう。
例えば、
- サーバー費用
- ドメイン費用
- 保守費用
- 更新費用
- システム利用料
- セキュリティ対策費
などが発生する場合があります。
また、
「文章を1か所変更したい」
「画像を交換したい」
といった小さな修正に費用がかかるのかどうかも確認しておくと安心です。
5.自分で更新できるのか確認
ホームページは公開して終わりではありません。
営業時間、サービス内容、キャンペーン、スタッフ情報など、更新したい情報が出てくることがあります。
そこで確認したいのが、
「自分たちで更新できますか?」
という点です。
WordPressなどのCMSを利用する場合、制作会社に依頼しなくても更新できるケースがあります。
一方、専門知識が必要な仕組みの場合、更新のたびに制作会社へ依頼する必要があることもあります。
自社で更新したいのか、制作会社に任せたいのかを事前に決めておきましょう。
6.スマートフォンで見やすいか確認
現在はパソコンだけでなく、スマートフォンからホームページを見る人も多くいます。
そのため、
「スマートフォンで見たときに使いやすいか」
は重要なポイントです。
文字が小さい。
ボタンが押しにくい。
画像が崩れている。
横スクロールしないと見られない。
こうした状態では、せっかく訪問してくれた人が途中で離れてしまう可能性があります。
制作会社には、
「スマートフォン対応は含まれていますか?」
と確認しておきましょう。
7.検索対策について確認
「ホームページを作ればGoogle検索で上位に出てくる」
と思っている方もいるかもしれません。
しかし、ホームページを公開しただけで検索上位になるとは限りません。
検索されたいキーワードや地域、サービス内容などを考えながら、ページの構成や文章を作ることが重要です。
制作会社に依頼するときは、
「SEOについて、どこまで対応してもらえますか?」
と聞いてみましょう。
ただし、「必ず検索1位になります」といった保証をうたう説明には注意が必要です。
8.ホームページの所有権・管理権限を確認
意外と見落とされやすいのが、
「ホームページを誰が管理するのか」
という問題です。
例えば、
- ドメイン
- サーバー
- CMS
- Googleアカウント
- アクセス解析
- Search Console
などについて、誰が管理しているのかを確認しておきましょう。
制作会社だけが管理している状態だと、将来的に別の会社へ変更したいときに手続きが複雑になる可能性があります。
契約前に、
「必要なアカウントや管理権限は自社でも持てますか?」
と確認しておくと安心です。
9.実績だけでなく対応内容を見る
制作会社を選ぶとき、デザインがきれいな実績を見るのはもちろん大切です。
しかし、
「自分の会社と似た規模・業種の実績があるか」
も確認してみましょう。
例えば飲食店なら飲食店、士業なら士業、地域事業なら地域事業など、業界によって必要な情報やホームページの役割は変わります。
また、
「デザインだけを作る会社なのか」
「文章作成も対応できるのか」
「写真撮影もできるのか」
「公開後のサポートもあるのか」
など、対応範囲も確認しておきましょう。
10.制作後に相談ができるか確認
最後に、個人的に特に重要だと思うポイントです。
それは、
「ホームページを作った後も相談できるか」
ということです。
ホームページを公開すると、
「アクセス数を増やしたい」
「新しいページを追加したい」
「問い合わせを増やしたい」
「ブログを書きたい」
「SNSと連携したい」
など、新しい課題が出てくることがあります。
そのため、
制作だけでなく、公開後の改善まで相談できる会社なのか
を確認しておくことをおすすめします。
制作依頼前のチェックリスト
最後に、今回の内容を簡単にまとめます。
□ ホームページを作る目的が決まっている
□ ターゲットとなるお客様が決まっている
□ 見積もりに含まれる制作内容を確認した
□ 公開後にかかる費用を確認した
□ 更新方法を確認した
□ スマートフォン対応を確認した
□ SEO・検索対策の対応範囲を確認した
□ ドメインやサーバーなどの管理者を確認した
□ 自社に近い制作実績を確認した
□ 公開後のサポートについて確認した
この10項目を確認しておくだけでも、制作会社との認識のズレを減らすことができます。
ホームページ制作会社を選ぶとき、
「一番安いところにお願いしよう」
と考えることもあると思います。
もちろん予算は重要です。
しかし、本当に比較したいのは、
「その費用で何をしてもらえるのか」
です。
制作費が安くても、文章や写真、SEO、更新、保守などが別料金になっている場合があります。
逆に、制作費が高くても、必要なサービスが含まれていて、公開後のサポートまで充実している場合もあります。
大切なのは、
価格ではなく、目的に対して必要なサービスが含まれているか
を確認することです。
まとめ
ホームページは、会社やお店の「インターネット上の看板」です。
しかし、単なる看板としてではなく、
「会社を知ってもらう」
「サービスを理解してもらう」
「安心してもらう」
「問い合わせてもらう」
ための営業ツールとして考えることができます。
だからこそ、制作会社に依頼するときには、デザインや価格だけではなく、
「何のために作るのか」
「誰に届けるのか」
「公開後にどう活用するのか」
まで考えておくことが大切です。
これからホームページを作ろうとしている方は、ぜひ今回の10項目をチェックリストとして活用してみてください。
そして、すでにホームページを持っている方も、一度現在のホームページをこの10項目に照らし合わせて見直してみてはいかがでしょうか。
ホームページは、作って終わりではありません。
「作った後、どう育てていくか」
まで考えることで、会社にとってより価値のあるホームページになっていきます。
